結構大変な半生だった猫ジャンキーのひとりごと。

うちの猫(大型元野良、短いカギ尻尾)の話や、物心ついた頃は毎日母から殴る蹴る、高校に入ったら姉が統合失調症発症して精神的サンドバッグに、そしてそれらが落ち着いたら鬱・強迫性障害のコンボに続いて悪性リンパ腫(縦隔原発大細胞型B細胞性リンパ腫)が発覚、という三十路女なので、そのへんの経験から何かお役立ち情報を発信したりもできたらなー、といったブログです。

『虐待父がようやく死んだ』読了

 「こんな家族が実在するなんて信じられない」。そう思える人が羨ましくもあり、嫌いでもあります。

 外面はパーフェクトで誰もが羨む人格者、しかし家では妻子に暴力を振るう上に実の娘を強姦しようとした父親。
 子供の為に自己を犠牲にしていると思われたが、実際は子供を犠牲にしてでも父親と居たかっただけで、更に娘に嫉妬心まで持っていた母親。

 ここまで酷い家庭は少ない事を願いますが、多分一般的な家庭で育った人達が思うよりは多く存在しているでしょう。
 私の家もここまでではありませんでしたし、虐待の加害者は母親だったので性的な悪戯こそあれど本当の貞操の危機はありませんでしたが、思い当たる事が多々あります。

 暴力を振るう側の親と、耐える側の親。子供の為、もしくは経済的自立等の問題から離婚出来ないケースも多くあるでしょう。
 しかしモラハラ(昔は暴力もあった)を受け続けていた私の父親も、著者の母親同様暴力的で威圧的な配偶者を愛していたから離れなかっただけでした。

 虐待の連鎖というのも同じで、それに対する「辛い幼少期を過ごそうが、そんな事は被害者たる子供に関係が無い!!」という怒りもまったく同意見です。
 『昔辛かったことを理由に通り魔』、とかだと完全に加害者が叩かれるのに、それが親子に置き換わると途端に「親も辛かったんだ、許しなさい」とか綺麗事を言う人がそこそこ出てくるのか不思議で仕方ありません。

 基本的にはコミックエッセイらしいシンプルな絵柄ですが、激情を独白するシーン等は恐ろしくなる程勢いがあり、生々しい感情を紙面全てで叫んでいるようです。
 読むのが辛くなるような虐待は本作のメインテーマではないのでしょう。
 本作が最も伝えようとしてくれているのは、恐らくその後の気付き・虐待の記憶から立ち直ろうとするもがき・幸せな家庭を築き維持する事……そういった、『虐待を受けた人達が幸せになる為の情報の一つ』。
 実際、共感する所や気付かされる事が多数ありました。

 著者は、一時危うくなりながらも、我が子に手を上げる前に起動修正して温かい家庭を築いておられます。
 彼女が世に出してくださった経験談から学び、私も私の人生を生きたいと思います。



うそ……うちの猫、可愛過ぎ……!?(贔屓目)


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 あ〜癒やしです(*´ω`*)
 猫ってなんでこう、ふわふわモフモフですべてが可愛らしいんでしょうか(*´﹃`*)

#猫 #ペット #動物



少し善逸くん考

 善逸くん熱がぐわっときている為に鬼滅語りメインになってる気がしますが正気に返ったら負けだと思う(真顔)
 先日の造影剤付きCTの結果まだ出てませんし……悪性リンパ腫の事より善逸くんか猫の事を考えていた方が元気出ますし……と言い訳。

 鬼と戦う事には泣き喚くのに、誰かを庇って怪我をする時は恐怖に打ち勝てるんですよね。禰豆子ちゃんの入った箱を伊之助くんから庇った時といい、遊郭潜入編で上弦と鉢合わせた時といい。
 「目の前で誰かが傷付くから」というのは勿論大きいでしょうが、「敵を倒すのでなく、自分が痛みに耐えればいいから」というのもあるんじゃないかな……と、ふと思いまして。

 歴史に詳しくないので、大正時代に親の居ない子供がどんな目に遭っていたかを正確に推し量る事は出来ませんが、辛く苦しい日々だったろうとは推察出来ます。
 子供が泣こうが逃げようが、真っ当な親なら見限ったりせずに励ましたり叱ったりするはずです。奉公先などでそういった光景を目の当たりにした事もあったでしょう。

 他の大多数の子供にあって、自分には無い『絶対的な安心感』。

 加えて、現代以上に子供の権利が軽視されていたあの時代、大人から日常的に暴力を振るわれる事もあったのではないでしょうか。
 「蹲って痛みに耐える」事に慣れた結果、自分の身を省みず誰かを庇って受動的に暴力に耐える事の方が、能動的に敵を斬り伏せる事よりも敷居が低くなってしまったのでは。

 自己肯定感の低さから敵を斃せるなんて思えない、だから鬼と戦うのが怖い。
 自己肯定感の低さから自分の怪我より他の人を優先する、だから誰かを庇っての負傷には耐えられる。

 善逸くんの一見矛盾したああいった言動には、そんな理由があるのではないか……と、そう思ったのです。

#鬼滅の刃 #我妻善逸



実は善逸くんの寝そべりぬいぐるみ獲りました

 毛先の方だけ色味が強まってオレンジっぽくなっているところは再現されていませんが、困り顔が善逸くんらしくて可愛いです〜。
 ……最推しは宇髄さん、女の子は皆同じ位好き、動物キャラ枠は善逸くん……と思っていましたが、気が付けば善逸くん熱が上がっておりました(;´∀`)
 いやだって、無惨戦終盤の善逸くんがあまりにも

 ……おっと、危うくネタバレする所でした。

 えーと、あとアレです。自己嫌悪する事があったりすると、自他ともに厳しく在る感じのキャラに後ろめたさを感じてしまうんですよね。まぁそんな理由もあったり……メンタルがクソ雑魚ナメクジなんで……

 で、「我が家の猫が善逸くんのぬいぐるみにふみふみしてたらさぞ可愛かろうなぁ」と思ったら我慢できませんでした。
 近場にあるショッピングセンターのゲームコーナーで、自力で獲ってきました。

 ……鬼滅沼に落ちて以降、UFOキャッチャーの腕がメキメキ上がってる気がします。
 だって欲しいグッズ色々あるから……つい……

 で、そのジャンボ寝そべりぬいぐるみ。


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 カラーボックスの上に飾っているからか、横から見ると寝そべりというより『スーパーマンの物真似をする善逸くん』に見えてシュールです。
 しかししみじみ可愛いな。

 ……あ、うちの猫と善逸くんとの絡みですか?

 ……世話係(私)とは違い、猫はこのぬいぐるみがお気に召さなかったようです(´;ω;`)

#鬼滅の刃 #我妻善逸



『幸せの箱』考……です、多分

 鬼滅の刃は無惨戦途中から最終回まで本誌で追っていたのですが、単行本に収録される前に語るのはあまり良くないかも知れないので、取り敢えず最終巻発売まで触れないようにしてました。
 が、「ネタバレにならない範囲なら別に良いよね」と思ったので、ちょっと単行本に収録済の内容について触れつつ毒親の愚痴もちらほら語ってしまおうかな、と。

 タイトル通り、善逸くんが獪岳さんを語る時に用いた『幸せの箱』についてです。

 辛い過去を持つ人が平穏や温かみを手にした時、二種類の反応に分かれる気がします。
 「あの頃に比べて、今はなんて幸せなんだろう」と感謝するタイプと、「あんなに辛い思いをしてきたのに、なんでもっと大きな幸せを手に出来ないんだ」と苛立つタイプです。善逸くんは前者、獪岳さんは後者でしょう。
 これはどちらが善でどちらが悪かといった対比ではなく、「どちらが満ち足りた日々を送れるか」といった違いでしかないと思います。
 特に獪岳さんは真面目に努力を積み重ねていたようなので、求める物が一層大きくなってしまうのも頷けます。
 桑島さんは贔屓をするような人ではないとの事ですし、どれほど努力しても一番に扱われることはなく、むしろ努力する程に望みと現状の乖離は悪化し、『幸せの箱』の穴は大きくなっていったのかも知れません。

 ここで、私の身近に居た穴の空いた『幸せの箱』の持ち主について、少し話させてください。
 まぁ母親の事なのですが。
 暴力的かつ支配的な父(私から見た祖父)と、弟(叔父)だけを溺愛して自分を放置する母(祖母)に育てられた母は、私が物心ついた頃からずっと不平不満を口にしていました。過去にも現状にもひたすら文句を言い続け、「自分にはもっと幸せになる権利がある」と。
 地元から遠く離れて生活している為に友人も居らず、もっぱら私が聞き役にされ、来る日も来る日も愚痴られる生活を長年続けていました。
 しかし彼女が獪岳さんと大きく違ったのは、自らが努力する事は無かったという点です。

 獪岳さんが不平を持つだけで努力を放棄するような人間だったなら、桑島さんも善逸くんも特別に思う事は無かったでしょう。例え原動力が現状への不満だったとしても、頑張れる人は尊く、努力を知る人間はその人の幸せを願います。

 例え善逸くんの願ったように肩を並べて戦う事を拒否したとしても、仲良くなれなかったとしても。『幸せの箱』に空いた穴に気付くなり、知らぬ間に空いた穴を塞いでくれる何かに出会うなりしていたなら。せめて、上弦の壱と出くわさなければ……
 気弱だけれど優しい善逸くんと対象的な存在である獪岳さんですが、そんな「もしも」を考えてしまいます。

 次に生まれ変われる時が来たなら、今度は穴の空いていない『箱』と共に望む幸せを手にして欲しい。そう願います。

#鬼滅の刃 


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病巣の感じはどうですかね〜

 本日は造影剤投与付きでのCT検査なので、朝から断食でございます〜。蓄えられた脂肪よ燃えろ!
 ……悪性リンパ腫抗がん剤とか普通は痩せるはずなのに、高カロリーなものばかり食べたせいか治療中からすでに体重増えてたのです(^_^;)

 4月に受けたPET検査では、びみょーに悪性腫瘍が残ってるような誤差なような? といった結果だったので、今日の検査で肥大しているかどうか確認する感じです。
 定期的に検査しつつ経過観察という形ですね。

 バスを逃して朝から一時間歩いたりもしましたが、猫が撫でさせてくれたので私は元気です。

 結果が判るのは来週なので、検査が終わったら軽食を摂ってから帰って猫をもふもふします(*´∀`)

#悪性リンパ腫



「一人で黙々仕事したいから清掃員しよう」と考える方々へ

 大変ご無沙汰しておりますm(_ _;)m
 久々に清掃員のバイトを始めたら、今までにない位人手が足りない職場で、半日のうちに終えなければならない作業が多過ぎてバタンキューで……
 ……あ、歳がバレますねバタンキューて。

 さて、では本題に入りましょう。タイトル通り、「人付き合いが苦手な人は清掃員向いてるぞ」という意見をよく見掛けるが、それは事実なのか? といった内容です。

 幻聴に騒ぎ立て、機嫌が悪くなるとすぐに「自分は病気じゃない、本当に思考を盗聴され視界を盗撮されている!! だから薬は飲まない!!」と喚き散らす姉が居たもので、常に機嫌をとる為ずっと一緒に家に引きこもっていた期間があったんです。側にいる時に読書に没頭するだけでアウトだったので、姉が起きている間はやりたい事一切出来ず……と、話が逸れましたね。
 だもんで、姉が入院してバイトを探し始めた時、「人手不足な職場でなければ空白期間がある自分なんて雇ってもらえない」と思い、清掃員になったんです。

 最初が商業施設の開店前清掃、次が正社員でオフィスビルの清掃、そして現在医療施設での清掃と、三度清掃員をしております。

 その経験から申し上げると……「一人で黙々と仕事を出来るかは職場による」、といったところですね。

 商業施設の開店前清掃は、一番人付き合いや作業環境が楽でした。
 客が入ってくる前の作業なので、それこそ一人で黙々と作業出来ますし、二回り以上年上の先輩方ばかりだったので互いに話が合わないという前提で接していた為、人間関係で嫌な思いをした事はそう多くありませんでしたね。(姉の病気を知られて暴言吐かれたり、マルチ商法の勧誘されたりはしましたが……(^_^;))
 しかし……汚い。
 とにかく酷く汚されますので、生理的に厳しい人も多そうです。正直、私も吐き気を堪えながら仕事していました。
 清掃という仕事の時点でそもそもそういった物が駄目な人には向きませんが、商業施設は特に厳しいですね。他の二箇所に比べて汚れ方が段違いですから。
 開店前でも空調は入っているので、水分・塩分の補給を心掛ければ熱中症のリスクはそこまで高くないかと。

 続いて、正社員として勤めたオフィスビル
 商業施設よりは汚れませんが、大勢の人が働いている中での清掃ですので、度々人が入って作業を中断せざるを得ません。
 あと、キャリアウーマン的な方やキラキラしたOLさんといった方々の横でトイレ掃除をしていると、なんだか凹みますね。気にしない人なら大丈夫というか、そもそも気にする事無いんでしょうが……
 人間関係についてですが、ここの人達は一番アクが強い方々が揃ってましたね。これはオフィスビルだからどうこうでなく、純粋にそういう職場だったというだけでしょう。
 談笑の輪に入って普通に会話もしていたのに、「軽口叩くくらいじゃないと駄目、もっと砕けた態度になれ」と度々注意されましたね……本の貸し借りなんかもしていましたし、洋服や映画といったプライベートな話もしていたんですが、あの職場は先輩方を小馬鹿にするような態度も見せねばならなかったようです。まぁ特殊な例だと信じたいです(;´∀`)
 空調ですが……私が働いていたビルが例外的なだけかも知れませんが……トイレ等には空調がついておらず、真夏と真冬は地獄でした。特に真夏は、室温が高い上に窓も無い密閉空間の中で動き続けるので、意識が朦朧とすることも……(@_@;)

 そして、現在働いている医療施設。
 今まで働いてきた中で最も綺麗です。汚さによる吐き気を堪えての作業は皆無ですね。
 が、小さい会社なのもあってかとにかく人手が足りず、時間に対して作業が多い!
 その為、一応病み上がりだし家事もあるのでまず週三から始めている私は、ちくちく「もっと出ろや」的な事を言われたりします(^_^;) 求人では週二からOKとあったんですがねー……
 汚いのが生理的に厳しい人がどうしても清掃をしなければならないとなったら、一番オススメな作業場所は医療施設かも知れません。
 しっかりシフトを入れられる人なら人手不足の職場で重宝されますし、余程問題のある人が居なければ人間関係も大丈夫かと思いますが……こればかりは事前に調べるのは難しいですね……
 空調は入っていますが、やはり25度くらいありますし、夏日の中でせわしなく動き回ると考えるとやはり熱中症対策は必須ですね。


 結論から言うと、人付き合いを最低限度で済ませて一人で黙々作業したい人に清掃が向いているかは……職場による所が大きくなってしまいます。ぬ
 若年層で清掃を選ぶのは人とあまり関わりたくないタイプが多いと思いますが、メインの働き手である中高年はそういった事も無く、話好きな人も居ます。
 一人での作業にしても、誰も居ない場所で出来る職場もあれば、大勢仕事をしていたりする中で邪魔にならない様にしなければならない職場もあります。

 では「清掃駄目じゃねーか!!」かというとそうとも言い切れません。
 というのも、清掃は入って数日で辞める人も多く、合わないと思ったら辞めやすいんです。しかも結構求人もあるので、次を見付けやすくもあります。


 長々と綴ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
 どなたかのお役に立てば幸いです。

#清掃 #生きづらい #人間が怖い