結構大変な半生だった猫ジャンキーのひとりごと。

うちの猫(大型元野良、短いカギ尻尾)の話や、物心ついた頃は毎日母から殴る蹴る、高校に入ったら姉が統合失調症発症して精神的サンドバッグに、そしてそれらが落ち着いたら鬱・強迫性障害のコンボに続いて悪性リンパ腫(縦隔原発大細胞型B細胞性リンパ腫)が発覚、という三十路女なので、そのへんの経験から何かお役立ち情報を発信したりもできたらなー、といったブログです。

いわゆる『毒親』の話。

 『毒になる親』という書籍から生まれたという、毒親という単語があります。
 ネットでは有名ですが、一般的な知名度はどんなもんなんでしょうかね。

 うちの親は、言ってしまえばその毒親だったんですよ。
 当時病院沙汰にはなりませんでしたが、身体的虐待・精神的虐待・性的虐待・ネグレクトのフルコンボ
 幼い頃は毎日殴打・罵倒・物を投げ付け・蹴り転がし。風呂は一人で入れるようになるまで週一、あと軽くはありますが性的な事もされました。……こういう匿名の場でしか書けませんが。
 あー、朝食と休日の昼食は、小学校に入った辺りから自分でインスタントラーメンを食べるのがデフォだったりもしましたね。

 ……うん、そりゃー身内が統合失調症にもなりますわな。

 いや、よっぽど悪い事したからひどく叱られた、とかなら納得もするんですがね。
 「お前一人で着替えろ」と命じられた幼稚園児が誤って服を後ろ前に着てしまう事が、前述のような暴力の引き金になるんですよね。
 当時は自分が悪いと思ってましたし、少し成長して友人等に暴力について零したら「叱られる事をするお前が悪い」と言われたので辛さに蓋をしましたが……カッとなったとしても一発の平手打ちくらいで我に返るんじゃないですかね普通は(ーー;)

 とまぁ、表沙汰にならない虐待でもこうなんですよ。
 加えて、他人の善意という名の暴力がまたキツイ(ヽ´ω`)

 「子供を愛さない親なんて居ない!」「育てて貰ったんだから許せ感謝しろ!」……そういう事を言っちゃう人は、何故か非常に多いようです。

 子供を愛さない親は居るし、殺しはせずに育ててもらった事の感謝はするにしても、「お腹を痛めて産んだんだから母親の都合のいいお人形でなければならない、そうでなければ世話なぞしない」というスタンスの人間を許すメリットがありますかね??

 幸い、上記の虐待の加害者たる母親は施設におり、離れて暮らしているので憎しみよりも無関心が勝っているので心が凪いでいます。
 現在も同居している父は、私が母に背中を踏みつけられていても庇うこともなくスルーでした。昔は「母は酷かったけど父は良い人」と思い込んでいましたが、大人になった今考えるとおかしいよな?と。
 外で幼児を見掛けると、小ささに驚きます。軽く突き飛ばすだけでも怪我をしそうな、か弱い姿です。それが自分の妻に暴力振るわれてるのに止もしないって、親として以前に人としてどうなの……

 そんなもんで、悪性リンパ腫を告知された時も、親を残す心配は一切しませんでしたね。ひたすら猫の心配をするばかりでした。
 多分、私にとっての家族は猫だけで、父は『同居人』なんでしょうね。
 勿論父が家族を養うために働いてくれていた事に感謝はしています。でも、調味料入れを投げ付けられて泣く幼い私を尻目に「あーあ、勿体無い」と言いながら姉と二人調味料を片付けていた姿は、多分忘れられません。

 長々と愚痴ってしまいまして申し訳ない(;´∀`)
 でも、虐待を受けていた人に軽々しく親を擁護する言葉は言わないで欲しいんです。
 あたたかな世界で生きる人達には実感が湧かないでしょうが、世の中にはおぞましい事なんて当たり前に転がっているので。
 テレビを騒がせる事件だけが特別な訳ではありません。自分でもどうして良いのかわからない傷を抱えた人間は、そこら中に居るんです。
 どうか、そういう人達の傷に塩を塗り込まないでください。
 お願いします。