結構大変な半生だった猫ジャンキーのひとりごと。

うちの猫(大型元野良、短いカギ尻尾)の話や、物心ついた頃は毎日母から殴る蹴る、高校に入ったら姉が統合失調症発症して精神的サンドバッグに、そしてそれらが落ち着いたら鬱・強迫性障害のコンボに続いて悪性リンパ腫(縦隔原発大細胞型B細胞性リンパ腫)が発覚、という三十路女なので、そのへんの経験から何かお役立ち情報を発信したりもできたらなー、といったブログです。

お迎え当時のおはなし。

 以前の日記でも触れましたが、うちの猫は三年ほど前に保護した元地域猫?です。とある店舗の敷地のフェンス内という、人間が立ち入れない場所を根城にしていました。
 そこから少し離れた所に地域猫グループの為に作られた寝床があるそうで、他にもグループから飛び出した猫が居ました。この辺りはその猫ちゃんをもふもふしている時によくご飯をあげている人から聞きました。
 うちの近所に限った話ではないと思いますが、地域猫は避妊・去勢手術を受けた証として片耳に切れ込みが入っているので、ぱっと見ですぐ判ります。

 で、現在私の隣でぬくぬくゴロゴロしているこのコ。

f:id:mofnyan:20200111173358j:plain

 一段と寒い日、珍しくフェンスの外で寝転がっていたのを見掛けたんです。
 嫌がらないのを確認してから撫で始めると、なんと爆音でゴロゴロ言いながら胸元にしがみつくように力強くふみふみしてくれるではないですか!
 見掛けた事は数あれど、撫でさせてくれたのはそれが二回目だったのに、です。余程温かさが嬉しかったんでしょうね……(´;ω;`)

 引き剥がして寒い中置いていくのは心が痛むし、何より可愛くて仕方ないしで、偶然持っていた大きめバッグに大判ストールごと入れてみたんです。「まぁ嫌がって飛び出すだろうなぁ」とダメ元で。
 
 ……嫌がるどころか、温かいストールへのゴロゴロふみふみに夢中で、ファスナーを閉めても気付きませんでした。

 一緒に暮らしてよくわかりましたが、のんびりおっとりなコなんですよホント。見掛けただけの時も、ほとんどフェンス内で寝っ転がってましたし。

 で、まぁ即帰宅ですよね。
 流石に家に着く頃には状況を理解したようで、ゴロゴロ音は消えブルブル震えているのがバッグ越しでも判りました。道中、「大丈夫だよ〜」とかの声かけはしてたんですが……怖い思いをさせて申し訳なかったです(ーー;)

 家に着いてバッグを開けるなり、飛び出して隙間を探して走り回り、押し入れの中に閉じこもりました。
 すぐ目の前にコンビニもあり、そこからすぐ必要な物を用意して、押し入れ内にご飯と水、外側に簡易的なトイレを置いて様子を見ました。

 丸一日位は警戒して出てきてくれませんでしたが、お迎え翌日の深夜に大声で鳴きながらトイレを始めたので、何事かとこちらが慌ててしまい、取り敢えず落ち着かせようと軽く抱きしめつつ「大丈夫だよ〜」と声を掛けました。
 すると、それを境に一転して超甘えん坊になりました(*´ω`*)

 正直「このまま心を開いてくれなかったらどうしよう……当然お世話はするけど、そうなったら寂しい……」と思っていたので、安心するやら嬉しいやら癒やされるやら(*´∀`)

 その頃病院で診察していただいたところ既に六歳は超えているとの事でしたので、現在は推定九歳ですかね。
 「猫はマイペースで懐きにくい」というイメージがありますが、やはり猫によって違います。
 うちのコは大人になってから出会ってお迎えしたのに、一日に三回は膝に乗ってゴロゴロふみふみしてくれるくらい甘えん坊です。

 なんだかまとまり無く長々と書いてしまいましたが、猫みんなが安心して平和に過ごせる世の中であって欲しいなと思っています。